2023.3.9UP DATE
無垢材とは
床材などに使用される木材でたびたび使われる「無垢材」という言葉。
無垢材の魅力と代表的な種類やお手入れ方法などをわかりやすく解説します。
無垢材を選ぶことのメリット
無垢材のメリットは沢山ありますが、その中でも特におすすめの
メリットを4つご紹介します。
・木材特有の風合い
無垢材は自然の木をそのまま使用しているので、オンリーワンの柄を
楽しむことができます。
最近は無垢材に近い合板材(薄い板を何枚か重ねたもの)もあります。
ですが、自然素材独自のあたたかみや均一ではない、板そのものの品質は
合板には出せないので無垢材が人気なのは変わらないようです。
・経年変化を楽しめる
時間が経つほど、味わい深く心地よく感じるのが無垢材の魅力です。
無垢材の中には経年により、色味が変わるものや独特のツヤが楽しめるものが
沢山あります。傷がついても、それも一つの「味わい」に変わります。時間と
共に変化する無垢材に愛着がわく方も多いようです。
・調湿作用
無垢材は自然の木材を使用しているため、湿度の変化を調整してくれます。
無垢材の内部は小さな無数の空洞が空いているため、空洞は湿度が高い時には湿度を吸い込み
逆に乾燥している時は空洞にためている水分を吐き出します。こうして空間の湿度を調整してくれるので
お部屋を快適に保ってくれます。
・冬場の冷えを緩和
一般的な合板のフローリングは冬場ですと、ひんやりと感じることが多いと思います。
無垢材は木特有の空気を多く含んでいますので、空気が断熱材がわりになり、冬場でも
床からの冷えを軽減することができます。
逆に夏場は、足の汗や水分を吸ってくれますので、素足でもべたつかずさらりと快適に
過ごすことができます。
無垢材を選ぶことのデメリット
沢山のメリットがある無垢材ですが、自然のものですので勿論デメリットもあります。
デメリットと上手に付き合うのが無垢材を使用する上での鍵になります。
・湿気や温度によって膨張と収縮を起こす
メリットとして無垢材には調湿機能があることを紹介しました。この調湿機能により
湿気を吸収した時に無垢材は膨張し、逆に放湿すると収縮するので、床に隙間ができたり
床の板が反る原因にもなります。調湿機能はメリットでもありデメリットでもあるんですが、
冬は隙間ができて夏は隙間がなくなるので1年を通して無垢材と付き合います。
慌てて、補修しないで、1年様子を見て、どうしても「放置できない」所だけ、
補修すれば良いのです。
やわらかいため傷がつきやすい
無垢材は木材の種類にもよりますが、柔らかいため傷がつきやすいです。
椅子の脚の型や、物を落としてしまうと凹んでしまいます。
育ち盛りのお子様や、ペットがいるご家庭は傷に強い素材の無垢材を選ぶ工夫が必要です。
水に弱い
無垢材は水に弱いので、万が一濡れたらすぐに拭き取ることが大切です。
ジュースやワインなどは勿論、普通の水でもシミになってしまうことがあります。
グリーンホームズ では、キッチン・洗面所などの水回りは、あらかじめマットを敷くか
一部のみ耐水フロアにすることをお勧めしています。
「無垢材」と「集成材」
自然素材のお家を好む方は、「フローリングはやっぱり無垢材」という方が多いですが、「無垢材」とは
どんな素材なのでしょうか。
フローリングによく用いられる無垢材以外の素材としては「集成材」があります。
例えば、同じパインなのに「無垢材」と「集成材」があるのですが、その違いは
「集成材」とは薄くした木板を、接着剤で張り合わせてブロック状にした木材です。一方「無垢材」とは
丸太から切り出したままの自然な状態の木材のことです。
無垢材は天然の材質ですので、割れや反りなどもありますが、集成材などの加工した木材にはない
趣や温かみがあります。
5種類の無垢材フローリングと特徴
パインのフローリング
グリーンホームズ の土壁と無垢の家ライフボックス の標準仕様に使用されているのが
パインのフローリングです。
素朴な温かみと時間の経過とともに変化する深い色合いはパイン材ならではの特徴として
多くの人に親しまれています。材質がやわらかいため、お子さんやお年寄りなど家族が集まる
リビングにおすすめの素材です。
スギのフローリング
スギ材は日本家屋でよく使用される無垢材の一つで、和風建築によく使われますが
最近では、そのなめらかで温もりのある質感は洋風の新築住宅にもよく使用されています。
スギ材には節ありと節なしがあり、好みにより使い分けをしています。
ヒノキのフローリング
誰もが一度はかいだことのあるヒノキ独特の香りには、心身ともにリラックスできる効能があります。
傷に強く耐久性があるため、リビングに最適の木材です。
チェスナット(クリ)のフローリング
存在感のある力強い風合いで経年変化も濃いキツネ色から茶色に近い風合いに変化するのが魅力の一つです。
強度や耐湿性に優れており、水回りの足元に適しています。
オーク材に一見似ていますが、オーク材とは差別化を測りたい時にお勧めです。
オークのフローリング
日本では一般的に「ナラ」から採れる木材のことをオーク材と呼んでいます。
耐久・耐水性に優れた無垢材です。美しい木目と伸縮が少ないので無垢材の中でも扱いやすく
リビングのフローリング材として人気があります。
無垢材を長持ちさせるお手入れ方法
無垢材は毎日のお手入れで美しく保つことができます。
正しいお手入れ方法で無垢材を長持ちさせましょう。
グリーンホームズ スタッフのお勧めのお手入れ方法のポイントをご紹介いたします。
水吹きをする
無垢材は水に弱いので、普段のお手入れはできるだけ乾拭きにします。
水拭きをする場合は、雑巾を硬く絞りできるだけ床に水が染み込まないようにします。
クリーナーなどで汚れを落とす
グリーンホームズ のモデルハウス で使用していた一押しのクリーナーを紹介します。
OSUMO &EDEL社のオスモウオッシュアンドケアーです。
こちらの商品は水拭き掃除に使う自然の植物由来の洗剤です。
ウオッシュ=汚れを落とす と ケアー=植物油で保湿するが一度にできます。
(OSUMO &EDEL社公式サイトより抜粋)
水拭きとメンテナンスが一度にできる手軽さが魅力です。
再塗装のお勧めは3年に一度!水・汚れ・傷から無垢材を守る
無垢材のフローリングは、水、汚れ、傷から守るため、仕上げに塗料が塗られます。いろいろな種類がありますが
グリーンホームズ の新築住宅では、国産の自然塗料のU-OIL(株式会社 シオン)を使用しています。
後ほど、U-OILについては、こちらのページでご紹介しております。
暮らしを始めると、日々の忙しさからメンテナンスを忘れてしまいがちですが、お手入れをすることで
長く、住まうことができます。
ご自身でメンテナンスも可能ですが、ご不安な方は、グリーンホームズ で対応することができますので
是非、ご相談くださいね。
家を建てるときの素材の選び方
5種類の無垢材の種類と特徴をお伝えしましたが、沢山の種類があって素材選びに困った時に
ポイントとしては、インテリアのテイストを決めてお部屋の
テイストにマッチする素材を選ぶこと、そして、
使用する場所の用途によって素材を使い分けることがあげられます。
室内に入った時にパッと目につく床材は、部屋の印象を大きく左右します。
施工事例などを参考にしても良いですし、グリーンホームズ には沢山の木材のサンプルを
ご用意していますので、お気軽にお問い合わせください。
土壁と無垢の家 LIFE BOX
ずっと住まう大切な場所だから、心地よく、健やかな時間を過ごしてほしい
子供たち、そしてご家族全員が健康的に暮らすことができる家づくりを
グリーンホームズ は心がけています。
温かみのある無垢材は住む人の身体的な負担を軽減し、快適な暮らしを実現します。
グリーンホームズ の土壁と無垢の家は家づくりの不安を解消する沢山のアイデアが
詰まった注文住宅です。