住宅の購入というのは、多くの方にとって人生における非常に大きな買い物になります。
そのため、購入時は物凄く慎重になりますし、ナーバスになってしまうケースもあります。
この記事を見ている方の中にも、
「家を建てたいけど、どうすればいいのかわからない」
「本当に家を建てるべきなのかわからない」
と悩んでいる方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、家を建てるメリットやデメリット、具体的な流れや家を建てるタイミングなど、住宅を購入するにあたって必要になる情報について詳しく解説しながら、家を建てる時の注意点
をまとめていきます。
家を建てるメリットって何?
まずは、家を建てるメリットについて詳しく見ていきましょう。
自分だけのお城ができる
家を建てるということは、自分や家族だけの空間を作り上げるということです。
集合住宅のように、多くの方が同じ建物内に住んでいるわけではなく、自分たちだけの家を持てるようになりますので、生活の快適性や充実度を向上させやすくなります。
騒音トラブルが起きにくい
騒音トラブルが起きにくいということも、家を建てるメリットです。
マンションやアパートなどに住んだことがある方ならご存じかと思いますが、集合住宅は壁が薄いケースも多く、ちょっとした物音がきっかけで隣人トラブルに発展してしまうケースもあります。
また、比較的壁が厚い鉄筋コンクリートのマンションでも、階下に足音が響いてしまうケースがありますので、騒音トラブルのリスクを完全に排除できるわけではありません。
家を建てることによって、階下にも階上にも他人がいない状態を作れますので、騒音トラブルを防止できるようになるのです。
資産になる場合もある
住宅は資産か、負債かという議論がなされることが増えてきた今日この頃。
資産というのは、自分のポケットに定期的にお金を運んでくれる財産のことを指しますので、全ての持ち家が資産になるとは限りません。
ただ、土地の価格が高騰した段階で売却したり、住まなくなった住宅を他人に貸し出したりすることによって、資産収入を得られる可能性も十分にあるのです。
管理費や修繕積立金の値上げを心配する必要がない
集合住宅に住んでいる場合は、管理費や修繕積立金を支払う必要があります。
場合によっては、これらの費用が値上げされたり、一時金徴収を受けたりするケースもありますが、家を建てることによってこのような心配をせずに済みます。
もちろん、持ち家も時間の経過とともに劣化しますので、修繕費用を自分で積み立てる必要があるのですが、修繕の範囲は自分でコントロールできますので、
「急な出費で家計が・・・」
というトラブルを防げる可能性が高くなるのです。
恵まれた環境で生活できる
家を建てる場所にもよりますが、閑静な住宅街に家を建てることによって、恵まれた環境で生活できるようになります。
集合住宅などは、駅の近くなど比較的賑やかな場所に建てられることが多いです。
これはこれでメリットもあるのですが、やはり持ち家の方がゆったり、のんびり暮らせる環境を手に入れやすいと言えます。
家を建てるデメリットって何?
では次に、家を建てるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
人生における大きな買い物になる
冒頭でも解説したように、住宅の購入というのは多くの方にとって、人生における大きな買い物になります。
数千万円という、とても一括あるいは短期間では支払えないような費用が発生しますので、中々準備が進まなかったり、覚悟が決まらなかったりするケースもあるのです。
住宅購入に失敗してしまうと、高額な費用を支払ったにもかかわらず、ストレスを感じたり、後悔したりする可能性が高くなりますので注意しましょう。
維持管理が大変
集合住宅に住んでいる場合、経年劣化で設備が壊れた場合は大家負担で修繕ができるケースもあります。
また、何か困りごとがあった場合は管理会社に連絡をして、対応してもらうことも可能です。
ただし、持ち家の場合は全てが自分の責任、判断となりますので、維持管理がかなり大変になります。
必ずしも資産になるとは限らない
こちらも先ほど解説しましたが、持ち家は資産になることもありますが、負債になってしまうケースもあります。
実際に、
「住宅を購入したはいいが、売却額が安すぎる・・・」
「別の場所に住むことになったのだが、住宅の借り手がつかず空き家状態になっている・・・」
と悩んでいる方もたくさんいますので、家を建てるエリアや選ぶ土地などは慎重に考えておきましょう。
家を建てるならどのタイミングがいい?
家を建てると口で言うのは簡単ですが、いざ建てようと思うと気が引けてしまいますよね。
そのような方は、これから紹介するタイミングに合わせて住宅の購入を検討してみてください。
ライフイベント発生時
ライフイベント発生時は、家を建てる最高のタイミングと言えます。
例えば、
・結婚
・出産
・子どもの独り立ち
などです。
このようなタイミングは、生活スタイルが大きく変わる瞬間でもありますし、心の準備や覚悟も決めやすいタイミングとなっていますので非常におすすめです。
収入や貯蓄が安定したタイミング
家を建てる時は多くのお金が必要になりますし、家を建ててからもランニングコストがかかります。
そのため、収入や貯蓄が安定したタイミングで建てるというのもおすすめです。
もちろん、将来のことは誰にもわかりませんので、
「この先ずっと収入の心配をすることはない」
となるタイミングはないかもしれませんが、ある程度余裕が出てきたタイミングで家を建てることによって、焦りや不安などに押しつぶされる心配がなくなります。
30代から40代のタイミング
住宅の購入タイミングは、年齢で考えることも大切になってきます。
先ほども解説したように、住宅購入には数千万円単位の費用がかかるのが一般的ですので、一括や短期間で支払うのは難しいです。
そのため、基本的には住宅ローンを組むことになるのですが、住宅ローンの返済は30年以上に及ぶケースが多く、できるだけ早いタイミングでローンを組んでおかないと、定年退職をした後も返済を続けなければならなくなってしまいます。
30代から40代のタイミングは、社会的な地位も年収も上がっているケースが多く、尚且つ定年までにローンを完済できる可能性も高いため、住宅購入に最適と言えるのです。
土地価格や住宅価格が下がった時
土地や住宅の価格は一定ではありません。
その時の情勢などによって大きく変化しますので、価格が下がったタイミングで購入するのも賢い方法と言えます。
ただし、土地や住宅の価格変動を正確に見極めることは非常に難しいため、
「できるだけお得に購入したい」
「コストの観点からベストタイミングを見極めたい」
と考えている方は、専門家に相談しながらタイミングを見極めていくことをおすすめします。
新築一戸建てには種類があるって本当?
家を建てたいと考えている方の多くが、新築一戸建てをイメージしていると思います。
ただ、新築一戸建てには、
・注文住宅
・建売住宅
・規格住宅
上記3つの種類があるのです。
以下、それぞれの特徴やメリット、デメリットについて詳しく見ていきましょう。
注文住宅のメリット、デメリット
注文住宅というのは、その名の通り好きなように間取りや設備を注文しながら立てる「オーダーメイドの住宅」を指します。
以下、注文住宅のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
注文住宅のメリットは、自由度がとにかく高いことです。
間取りや仕様などを自分の好みやライフスタイルに合わせて決められますし、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、住宅工法も自由に決められます。
そのため、
「とことんこだわりを反映させたい」
「一切妥協したくない」
と考えている方におすすめの方法と言えます。
デメリット
注文住宅のデメリットは、高額になりやすいことと、引き渡しまでに時間がかかることです。
こだわりポイントが多ければ多いほど価格は高くなり、尚且つ引き渡しまでの期間も伸びますので、
「いつまでに入居したいのか」
「建築中の仮住まいはどうするのか」
ということも考えておかなければなりません。
建売住宅のメリット、デメリット
建売住宅というのは、土地と建物がセットになった住宅のことを指します。
既に完成している住宅を購入するケースが多くなっていますが、完成前に売り出されているケースもあります。
では、そんな建売住宅にはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
メリット
建売住宅のメリットは、
・現物を見て決められること
・コストを抑えやすいこと
・比較的短期間で入居できることです。
注文住宅とは違い、1から家を建てるわけではありませんので、コストを抑えつつ、短期間で入居できる可能性が高くなります。
また、頭の中でイメージしながら決めていくのではなく、既に完成している住宅を自分の目で見ながら判断できますので、失敗を防ぎやすいと言えるのです。
デメリット
注文住宅のデメリットは、
・注文住宅に比べると自由度が下がること
・居住者が家に合わせたライフスタイルを取らなければならないこと
・建築過程が見られないこと(既に家が建っている場合)
です。
メリットも比較的多くある建売住宅ですが、安易に購入したり、選び方を間違えたりすると後悔する可能性が高くなりますので注意しましょう。
規格住宅のメリット、デメリット
規格住宅というのは、住宅メーカーがあらかじめプランニングした家を購入する方法のことを指します。
以下、規格住宅のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
規格住宅のメリットは、
・細かな情報をカタログやWEBサイトで確認できること(写真や動画を使って)
・コストダウンメリットを享受しやすいこと
です。
建売住宅のように、既に出来上がっている家を見ることはできませんが、写真や動画を使って細かな情報を入手できますので、理想的な家を見つけやすくなります。
また、工場生産ラインの標準化によるコストダウンメリットを得やすくなりますので、
「できるだけ金銭的な負担を軽減したい」
と考えている方におすすめです。
デメリット
規格住宅のデメリットは、
・実物を確認できないこと
・自由度が低いこと
です。
規格住宅は既に住宅メーカーが細かな条件を決めているケースが多く、居住者が間取りやデザインなどを自由に変更できない可能性が高いため注意しましょう。
ただ、場合によってはモデルハウスがあることもありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
家を建てる時はどの業者に依頼すればいい?
家を建てる時に大切になってくるのが、
「どの業者に依頼するか?」
ということです。
以下、住宅建築を依頼できる主な業者とそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。
ハウスメーカーの特徴
ハウスメーカーは、事業を全国展開している住宅建設会社の呼称です。
明確な定義があるわけではありませんが、規模が大きく、尚且つ全国展開している業者をハウスメーカーと呼ぶことが多くなっています。
ハウスメーカーには、
・倒産のリスクが低い
・ブランド力による安心感を得られる
・モデルハウスを見学できる
・住宅ローンや引っ越し、仮住まいなどをトータルでサポートしてもらえる
・工期が短くなりやすい
・圧倒的な提案力を誇る
などのメリットがあります。
一方、
・自由度は低くなりがち
・設備を自由に選べないこともある
・長期的な付き合いがしにくい
・割高になるケースもある
などのデメリットもありますので注意が必要です。
特に、大手ハウスメーカーは莫大な広告宣伝費をかけていることが多く、住宅の購入代金に広告宣伝費が上乗せされるケースもありますので、慎重に検討していかなければなりません。
工務店の特徴
工務店というのは、ハウスメーカーよりは狭いエリアで対応している住宅建設会社のことを指します。
中には、他県に展開している工務店もありますが、地域密着型の所も多くなっています。
工務店のメリットは、
・自由度が高いこと
・柔軟に対応してもらえる可能性が高いこと
・長期的なお付き合いができること
・広告宣伝費などの余計なコストをカットしやすいこと
です。
一方、
・クオリティにばらつきがあること
・倒産のリスクがあること
などのデメリット、リスクもありますので、依頼する工務店を慎重に選ぶことが大切になってきます。
設計事務所の特徴
設計事務所というのは、その名の通り「設計」を専門としている業者のことです。
中には、設計と施工を自社で行っている所もありますが、基本的には設計のみを自社で行って、施工は工務店に任せるというところが多くなっています。
設計事務所に住宅建築を依頼するメリットは、
・自由度が高いこと
・コストのコントロールがしやすいこと
・工事監理が適正に行われること
です。
設計事務所は設計の専門家ですので、こだわりポイントが多い方に最適と言えます。
また、設計事務所と言っても、既製品を用いたり、コストを削減するための取り組みを行ってくれたりしますので、コストのコントロールもしやすいです。
また、設計事務所が工事の施工監理をしっかりと行ってくれますので、手抜き工事などの不正が起こりにくいと言えます。
ただし、
・自分に合った設計者、設計事務所を探すのが難しい
・設計や監理費用が割高になる
・完成までに時間がかかる
というデメリットもありますので注意しましょう。
家を建てる時の大まかな流れ
この記事を見ている方の中には、
「家を建てる流れがわからないから準備を進められない」
「何から始めればいいのかわからない」
と悩んでいる方もいるでしょう。
以下、住宅建築の大まかなステップについて詳しく解説していきます。
ステップ1:事前準備
家を建てる際は、事前準備を徹底的に行うことが大切です。
事前準備では、
・家のイメージを明確にする
・予算を明確に設定する
・ハウスメーカー、工務店、設計事務所のどこに依頼するかを決める
・土地を探す
など、とにかくやるべきことがたくさんありますので、1つずつ着実に進めていくようにしましょう。
ステップ2:土地契約
事前準備や検討期間が終了したら、購入する土地を探していきます。
ただ、土地を購入する際は、
・形状
・建築条件
など様々な要素を総合的に判断する必要があり、知識がない方が自分だけで判断するのは難しいと言えますので、専門業者に相談しながら慎重に決めていきましょう。
ステップ3:住宅プランの決定
土地を購入する際は、様々な申請、手続きをする必要があるのですが、これらはハウスメーカーや工務店が代行してくれるケースが多くなっていますので、同時進行で住宅プランを決めていきます。
住宅プランを決める流れとしては、
・間取りの決定
・建築請負契約の締結
・設備、仕様の決定
・住宅ローンの申し込み
となることが多いです。
ステップ4:工事開始
ここまでの準備が終わったら、いよいよ工事開始です。
新築一戸建ての場合、もちろん様々な条件によって変わりますが、完成までに大体4か月から6か月ほどかかります。
建築中は当然入居できない状態となりますので、必要に応じて仮住まいも探しておきましょう。
家づくりのおおまかな流れがわかり、家づくりを始めようという方におすすめの記事がありますので、是非合わせてお読みください。
家を建てる時の注意点って何?
では次に、家を建てる時の注意点について詳しく解説していきます。
全体の流れを把握しておく
マイホームの購入は人生における大きな買い物ですし、やるべきこともたくさんあります。
中には、
「何から始めればいいかわからない」
と悩んでしまっている方も多くいるでしょう。
住宅購入をスムーズに進めるためには、やるべきこと、やらなければならないことの全体像を理解しておくことが大切です。
そうすることによって、時間を無駄にすることなく、スムーズに理想の住宅を手に入れやすくなります。
覚悟を決める
住宅は、流れや勢いだけで購入することはできません。
なぜなら、価格が数千万円単位になることが多いからです。(新築戸建ての場合)
実際に、住宅購入の準備まで進んだにもかかわらず、覚悟が決められずに購入を断念してしまう方もたくさんいますので、気持ちの整理や覚悟を決めたうえで準備に入るようにしましょう。
こだわりポイントを明確にしておく
住宅を購入する際は、こだわりポイントを明確にしておくことが大切です。
中には、
「1から10まで全て自分の希望通りにしたい」
と考える方もいますが、これをやると価格が想像以上に高くなります。
予算に余裕がある場合は別ですが、できるだけコストを抑えたい場合や、予算の範囲内で家を建てたいと考えている場合は、
・絶対に外せないポイント
・妥協しても良いポイント
を明確にしておきましょう。
依頼する業者は慎重に選ぶ
理想の住宅を手に入れるためには、どの業者に依頼するかということもかなり重要になってきます。
先ほども解説したように、住宅建築を依頼できる業者にはいくつかの種類がありますが、それぞれで特徴が異なります。
自分の目的やイメージに合った業者を選ばないと、後悔する可能性が高くなりますので注意してください。
間取り決めを業者任せにしない
家を建てたいと考えている方の中には、
「よくわからないから」
という理由で、間取り決めなどを業者に丸投げしてしまう方もいます。
ただ、業者はあくまでもお客様の住宅購入をサポートするという立ち位置であり、全てを丸投げしてしまうとイメージと違う住宅ができたり、トラブルに発展したりする可能性が高くなります。
何度も解説しているように、住宅を購入する際はやるべきことがたくさんありますので、
「全部任せたいな」
となってしまう気持ちはよくわかるのですが、これをやると後悔する可能性が高くなりますので、時間をかけてじっくりと準備を進めていきましょう。
「お金」についてしっかりと考えておく
お金の計画は、住宅を購入するうえで物凄く重要になります。
盲点になりやすいのが、建築後の固定資産税や修繕費です。
これらも考慮したうえで計画を立てていかないと、想定外の出費で生活が苦しくなってしまう可能性が高くなりますので、時間をかけて慎重に検討していくことをおすすめします。
快適性だけでなく、機能性や耐震性もチェックする
住宅を購入する時は、快適性だけでなく、
・機能性
・耐震性
を考慮することが大切です。
これらを考慮することによって、快適且つ安全な住宅を手に入れられるようになります。
まとめ
家を建てることによって、様々なメリットを得られるようになります。
もちろん、マイホームを持つことだけがゴールではありませんし、幸せの形ではありません。
ただ、マイホームが日常生活にプラスの効果を与えてくれるケースも多いため、住宅の購入を検討している方は、この記事の注意点を参考にしながら慎重に準備を進めてみてください。
とはいえ、新築一戸建てには様々な種類がありますし、依頼できる業者も複数あります。
また、数千万円単位の非常に大きなお金が動く買い物となりますので、不安や疑問を抱えている方もたくさんいると思います。
そのような方は、八戸市内で施工実績のある工務店「グリーンホームズ」までお気軽にご相談ください。
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