【2023.2/1更新】
BELS(ベルス)をわかりやすく
BELSとは、2014年から国土交通省が建築物の省エネ性能の評価に特化して日本国内で初めて統一された評価の指標がBELSです。
建物の省エネ性能表示制度を英語で「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」というため、頭文字をとってBELSと呼ばれています。
BELSを一言で説明すると、以下のようになります。
BELS=建物省エネ性能の「ラベリング」制度
英語にラベリングと記載があるように、建物省エネ性能を評価し表示することを指しますので「★」星の数が多ければ多いほど良い評価になります。
専門的で分かりにくい建物の省エネ性能を一般の方にもなるべく分かり易く表示し、より環境性の高い建築物をどんどん普及させることを目的として、このようなラベリング制度が導入されています。
BELS(ベルス)評価は性能の証明書
BELSは、一次エネルギー消費量をもとにして、住宅性能をわかりやすく5段階(★の数)で表示します。
グリーンホームズ の土壁と無垢の家シリーズは全棟最高の「★★★★★」表示です。
BELSを取得した建築物には、上の写真のような「BELS(ベルス)評価書」が発行されます。又希望した場合、プレートやシールが発行されます。
BELS評価書でわかること
BELS評価書については、下記の性能についてそれぞれ記載があります。
・削除率の値(BEI値)に応じた★マーク(5段階で表示されます)
・基準一次エネルギー消費量に対する削減率
・省エネ基準・誘導基準それぞれに対する建物のレベル
・一次エネルギー消費量基準への適合可否
・外皮基準値及び適合可否
BELS(ベルス)取得のメリットとは
BELS(ベルス)の取得には、様々なメリットがあります。
専門知識がなくてもわかりやすい5段階表示の省エネ性能
BELS(ベルス)は、建物の省エネ性能(燃費の良さ)が1~5まで5段階で表示されます。
建物の省エネ性能に対する専門知識がなくても省エネ性能が5段階表示されるため分かりやすいのがメリットの一つです。
なお、既存の建物は★(星一つ)の場合もありますが、省エネ基準を満たしている新築住宅は★★(星二つ)以上の格付けがつきます。
信頼性が高い、第3者機関の評価
ハウスメーカーや工務店などのパンフレットで見かける様々な数値は、住宅会社それぞれの独自評価であることが多く、自社のモデルハウスや実験棟などでデータを取得していることもあります。
BELSは各住宅会社による基準ではなく、第三者機関による評価なので、信頼性が高いという特徴があります。
補助金制度の申請に活用できる
ゼロエネルギー住宅( ZEH・ゼッチ)とは、一次エネルギー消費量(冷暖房・照明・給湯・換気など)の収支がゼロになることを目指した住宅のこと。
分かりやすく言い換えると、「お家で消費される電力よりも、つくり出される電力の方が多い(もしくは同じ)住宅」のことを言います。
最近では、環境省・国土交通省・経済産業省の3省が連携して、ZEHの推進に向けて取り組んでいます。
ZEHを推進する取り組みの一つに「ZEH支援事業(補助金制度)」がありますが、補助金の交付にあたり、省エネ性能表示(BELS等、第三者認証をを受けているものに限る)を取得とし中間報告時にその写しを提出できることを交付要件としています。
このように、BELSはゼロエネルギー住宅(ZEH・ゼッチ)の補助金を申請する際の条件になっています。
BELS認定で物件の価値が上がる
住宅に対する省エネ評価がわかるので、必然的に物件の価値が上がります。
BELSの申請手続き
住宅を対象にしたBELSで評価されるのは、外皮性能と一次エネルギー消費量です。
省エネに特化した評価制度だけに評価項目は少なく、住宅性能表示制度や長期優良住宅認定制度などと比べても申請書類をまとめるのにそれほど手間はかかりません。
住宅性能表示や長期優良住宅に親しんでいる工務店であれば問題なく申請手続きが可能です。
今回は、BELSの概要から取得するメリットを解説しました。
建物のエネルギー性能を評価・表示する制度であるBELSは、評価結果がわかりやすい、法律に準じた制度得あるため信頼性が高いといった特徴を持っています。
BELS取得における注意点
初期費用が高くなる
BELSで高い評価を受ける住宅を建てる場合、一般的な住宅に比べると、どうしても初期費用が高くなってしまう点に注意しなければなりません。
BELSは外皮基準(断熱性能を測る指標)と一時エネルギー消費量を評価の指標として活用するため、高い断熱性能を備えた断熱材など一次エネルギーが利用できる設備を導入できるかどうかで評価結果が
変わる可能性があります。
高い評価を得る物件は、ある程度初期費用がかかりますが、初期費用がかかっても、補助金の活用や電気代の節約により長い目でみれば採算が取れると考えることもできます。
関連手続きに時間がかかる
申請に伴う作業があるため、手続きを行う際は余裕を持っておくことが重要です。
申請に慣れた工務店選びも重要です!
省エネに特化した住宅はこれからのスタンダード
グリーンホームズ の新築注文住宅は、全棟BELS以上の省エネ評価を取得しています。
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